寒冷地シニア夫婦節約dialy📚

悪性リンパ腫を患った主人と2人暮らしのシニア女子の節約の様子や葛藤、思いを自分の言葉で綴ります。

悪性リンパ腫回顧録(医師の話)

 

こんばんは☆

 

前回の続きです↓

spraito.hatenablog.jp

 

 

とうとう抗がん剤

できる治療も

終わりの方になり

私たち夫婦は医師に

呼び出された

 

呼び出されたので

仕方なく主人と共に

小さい会議室に入った

 

話を聞く前から私は

とても怖くて怖くて

たまらなかった

 

再発しているので

いい話ではないことは

わかっていたからだ

 

医師は、部屋に入ってくると

主人に宿っているガン細胞は

とても強力なので

おどろいていると告げた

 

主人の癌細胞は

普通の抗がん剤治療では

すぐに再発してくるほどの

ガン細胞なので

もっと強力な治療を

開始するというのだ

 

そして造血幹細胞移植を

しますと!告げられた

 

 

まずは本人の脊髄から

採取した血液を一旦

冷凍するらしい

 

それから何日か経ってから

その血液を本人に戻すそうだ

(輸血)

 

うまくいくと体内の血液が

正常に回れるように

なるらしい

 

とはいえ医師は、この治療方法は

強い治療方なので、心臓には

かなりの負担になると言う

 

そもそも脊髄から血液を採っても

その中で使える幹細胞の量は

人によって違うので、少量しか

とれなければ、治療に効果は

期待できないと告げられた

 

また、治療中どこでどういう

副作用が出るか、その人の体が

どの程度持ち堪えるかどうか

やってみないとわからない

ものがあるそうだ

 

 

……淡々と話す医師の説明を

聞き終えて、私と主人は

言葉も出なかった

 

これから行う治療法は、

かなりのリスクがある治療法だ

と言う事がヒシヒシと

伝わってきたからだ

 

医師といた部屋から出て、

主人の病室に戻っても、

私たちはしばらく無言で

過ごしていた。

私はリスクの事を考えて

酷く気分が落ち込んでいた

 

主人はその後、廊下でしばらく

看護師さんと話をして

私のところに戻ってこう言った

 

チャレンジできる治療法が

あるうちはまだ良い方よ!と

看護師さんに言われた……と。

 

それを聞いて私ははじめて

ゆっくりため息がつけた😮‍💨

 

そうだ、もう何も手が

うてない患者さんも

中にはいるんだ……

 

そう思い、主人とやっと

会話する気になれたのだ

 

主人はチャレンジする気

満々だったのに、

私が萎えていては

行けないと強く思った

 

 

 

 

 

 

spraito.hatenablog.jp

 

spraito.hatenablog.jp

ブログ方法ありがとうございます☆

クイックしていただけると心強いです♪♪

 にほんブログ村 主婦日記ブログ 60代主婦へ